人気の高いヤモリといえば、レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)。
「レオパ」の愛称で親しまれ、丈夫で人に慣れやすく、寿命も長いことから初心者にとてもおすすめの種類です。
この記事では、30匹以上のヤモリを飼育してきた我が家の経験をもとに、
初心者さん向けにまるっと飼育ポイントをご紹介します!
目次
レオパードゲッコーってどんな生き物?
- 夜行性・地表性:夜になると活発に動き回り、地面を歩くタイプのヤモリです。
- 多彩なモルフ※:体色や模様のバリエーションが非常に多く、アルビノ・ブリザード・マックスノーなど、好みに合わせて選べます。
- 寿命が長い:平均で10年以上、生き方によっては20年近く飼育できることも。
丈夫で長生き、しかも人に慣れやすい性格。爬虫類飼育初心者が最初に迎えるペットとして人気が高いのも納得です。
※モルフ:体色や模様のバリエーションのこと。爬虫類飼育では、品種・カラーの呼び方として広く使われています
我が家のレオパ紹介 🦎

初心者にもやさしい王道モルフ

優しい色合いとミステリアスな瞳が人気!
必要な飼育環境と揃えるもの
レオパを迎える前に、まずは住環境を整えてあげましょう。
- ケージ:幅30cmはあると安心。広い方が運動不足を防げます。
- 床材:キッチンペーパーやペットシーツが初心者向け。砂系(ソイル)は誤飲の危険があるため、慣れるまでは避けた方が無難です。
- 隠れ家(シェルター):加湿できるウェットシェルターがおすすめ。昼間はシェルター内にいることがほとんどで、落ち着ける場所があることでストレスが減り、健康にもつながります。
- 水飲み皿:浅くて安定のあるものがおすすめ。
- パネルヒーター:ケージの底の1/2~1/3が温まるように敷きましょう。
- 温湿度計:安定した環境づくりのために必ず設置しましょう。
餌と与え方
レオパの主食は、人工フードと昆虫(生き餌)の2タイプがあります。
【人工フード(完全栄養食)】
- 水でふやかすだけでOK!
- 必要な栄養がバランスよく含まれていて、初心者にもおすすめ
- 商品例:レオパドライ、レオパブレンドフードなど
【生き餌(コオロギ、デュビアなど)】
- 動きがあるので捕食行動が見られる
- タンパク源として発育期や繁殖時に有効
- 栄養バランスを整えるには「ダスティング」(カルシウム等の粉をまぶす)が必要
【給餌の目安】
- ベビー〜ヤング(成長期):毎日少量ずつ
- アダルト(成体):3日に1回程度
👉基本は人工フードをメインにし、たまに生き餌でタンパク補強、というスタイルが多いです!
温度・湿度管理
「ホットスポット」と「クールエリア」を作ることがポイントです。
パネルヒーターの上をホットスポット、シェルター内をクールエリアにするといいでしょう。
- 昼間:24〜32℃
- 夜間:18〜24℃
- 湿度:40〜60%
ウェットシェルターを使って、脱皮不全を予防しましょう。
ハンドリングと性格
レオパは人に慣れやすく、手に乗ってくれる個体も多いです。
ただし、尻尾の自切には要注意。強いストレスを感じたり驚いたりすると、尻尾を切り離してしまうことがあります。
- 基本は「掴む」より「手に乗せる」スタイル
- 5~10程度の短時間から慣らしていくのが安心
👉 我が家のレオパも最初は警戒心が強かったですが、今では子どもたちの手に乗るまで慣れてくれました。
よくあるトラブルと対策
- 拒食:温度が安定していない、環境の変化、発情期などが原因。落ち着いて観察を。
- 脱皮不全:加湿不足で皮が残ってしまう。脱皮前に霧吹きやウェットシェルターがあると防げます。
- 低温火傷:パネルヒーターの直置きは危険。必ずケージの下に敷いて使用しましょう。
我が家のちょい豆知識
- 脱走事件:ケージの蓋を閉め忘れて大脱走!→水飲み皿と餌、見守りカメラを床に設置して、夜冷蔵庫下から出てきたところを無事に保護しました。
- 子どもと観察:餌やりや脱皮の様子は、子どもの観察学習にもピッタリ。
まとめ
- レオパは「初心者でも飼いやすいヤモリ」の代表格
- 飼育のカギは 安定した温度管理と安心できる隠れ家
- 丈夫で長生き、見た目のバリエーションも豊富で、飼う楽しみが広がります
レオパの魅力は、飼ってみて初めて気づくこともたくさんあります。
小さな仕草や日々の変化を楽しみながら、ぜひあなたなりのレオパライフを始めてみてください。
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